2) 腰椎を正す操作 腰椎(図2.脊柱と仙腸関節参照)を捻転して正す操作です。
<赤ちゃんの姿勢> (1) 右腕を下にして横向きに寝ます。 (2) おへそを中心に「くの字の姿勢」で、右腕を赤ちゃんの顔の前方に 引っぱり、赤ちゃんの右肩を前方に出します。 (3) 顎(あご)を引き頭を前に倒します。左足を右足の前方に出して、 「左の腰椎」を捻転しやすい姿勢にします。 <ママ> (4) 両膝を開いて、赤ちゃんの腋(わき)の下と膝(ひざ)の前に、左右の 膝を床に立て腰を浮かせて構えます。 (5) 左手で赤ちゃんの左肩を横から支えるように、そっと添えます。 (6) 右手は腋(わき)を開き肘(ひじ)を前方に突き出し、右手を赤ちゃん のお尻にかぶせるように乗せ、右手人差し指が自分の股間を指すよ うに構えます。 (7) ママは前方に乗り出すようにしながら、両膝に残していた重心を 徐々に右手に移しながら、同時に、右手は自分の股間中心真下に 向かって、少し引き込むように、赤ちゃんのお尻を斜めに倒しながら、 自然に押さえ込み、「ツメ」の体勢ができた瞬間に、一気に加圧操作 をします。「ハッ」と。 (8) 右手の加圧操作の方向は、自分の股間の中心真下です。右手に力 を入れず腰の力で操作します。 (9) 加圧の瞬間、ママの左手は赤ちゃんの肩を横から絶対に押さえない こと。そっと肩を支えるように添えているだけです。 (10) 赤ちゃんは同じ姿勢で、ママは同じ操作を二回ほど行います。 以上の操作を赤ちゃんの「右の腰椎」でも行ってください。 【要点】 操作の「ポキポキ」、「ミシミシ」は健康な証拠です。 @ 腰椎を捻転する瞬間に、健康な赤ちゃんは「ポキポキ」と腰椎が矯正 (調整)される音がします。病気の赤ちゃんは腰椎も硬く捻転できませ ん。よって、音もしません。でも「五つの治療」を続けるうちに、1)仙腸 関節を正す操作で仙腸関節が「ポキン」と鳴り、骨盤のズレが矯正され てくると、腰椎の捻転操作でも、「ポキッ」といった音がし、腰椎が矯正 されるようになります。 A さらに治療が進み、赤ちゃんが健康になってくると、腰椎と胸椎(図2、 脊柱と仙腸関節 参照)が同時に矯正され「ミシミシ」といった軽い音に 変ります。医師やテレビでも「ポキポキ」やるのは悪いことだといった風 説があります。間違った常識です。健康な人ほど「ミシミシ」と軽くよく鳴 ります。難病の子でも諦めず続けて下さい。必ず人のからだは健康に なるようにできています。頑張って下さい。 B 尚、腰椎の捻転で大切なことは、1.赤ちゃんとママの姿勢、2.ママの右 手の向きと加圧方向です。この2つの方法が悪いと健康な赤ちゃんでも 捻転できません。捻転する時のお母さんの腰の力は重要です。しかし、 無理な力で捻転しないようにして下さい。上達すると小さな力で捻転で きます。上達するにはママも健康になることです。 |
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